Nonogatari

始動。

2017.08.24

舞台『危険な関係』のお稽古が始まり、何日か経ちました。

じっくりじっくり。丁寧に。

日本で初めて演出を手がけるリチャードさんと皆で机を囲んで、とにかく話し合っています。
それにしてもこんなにも自分の考えを発言することは、初めて。。いつもだったら意見なんて恥ずかしくてなかなか口に出せない自分が、不思議なことに、なんとか喋ることが出来ています。英語が入ることで、恥ずかしさが少し消える感覚があるのです。なぜだかわからないけれど、この感覚はこれからも持っていたい。とにかく、まず自分はどう思うか伝えること。受身脱出!それが今回の目標です。

思いがけないアイディアに満ちた稽古場。

これから何が起こって行くのだろう。

 

SUMIKA

 

女盗賊。

2017.08.19

お知らせです!

来週8月25日(金)20:00〜20:43
※再放送8月27日(日)18:45 〜19:28

NHK BSプレミアム『伝七捕物帳2』
第四回「伝七、狐に化かされる」

に出演いたします。

 

役名は ”白狐(びゃっこ)のお仙”。

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様々に姿を変えて、人を騙す女盗賊です。
なぜそんな生き方をしているのか、なんのために悪事を働いているのか。すべて描かれています。そしてそんなお仙が伝七と出逢い、どうなってゆくのか。ぜひ見届けていただきたいです。

 

初めて台本を読んだ時、なんて魅力的な役だろう!何かのご褒美かしら!?と思うほど、心ときめきドキドキと心臓が高鳴りました。
今まで自分なりに和物とじっくり向き合って来て良かったと思いました。

 

でも、、、

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いざ撮影に入って見ると、やっぱりとても難しかったです。これがもし舞台なら、今まで経験して来たことを踏まえて、たくさんアイディアが湧いたのかもしれません。画面の中で、一人の人物がどんどん姿を変えて行く様をどのように表現すれば良いのか、少しでも大仰になってしまうと品がなくなってしまうのではないか・・など、悩むことがたくさんありました。でも監督やカメラマンさんとじっくり話し合いながら丁寧につくって行くことができ、その環境にとても感謝しています。
 一番難しかったのはお化粧です。京都松竹撮影所のしきたりなのかどうかはわかりませんが「化粧はおまかせしますね」と・・・。それぞれの姿になった時の大体の方向性はメイクさんと話し合いながら進めてゆくことができましたが、いやぁ、本当に塩梅が難しくて、ここまでするとどう映るのか、やってみないとわからない。とても勉強になりました。
拙い部分もあるかと思いますが、そんなところもあたたかく見守っていただけたら嬉しく思います。

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 本当に、自分にとって大きな経験となりました。

 


初めての殺陣も挑戦しております。

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↑撮影の合間に稽古をしていただいているところ。へっぴりごし・・・(笑)

 

 

番組ホームページに予告動画も出ていますので、よろしければご覧くださいませ。

 

 

では!

 

 

すみ花

 

ラジオドラマ。

2017.08.05

 

お知らせです。

8月6日(日)21:00〜21:30:前編
8月13日(日)21::00〜21:30:後編

TBSラジオ『ラジオシアター〜文学の扉』に出演します。

作品は「マーガレットロイド」ルーシー・モード・モンゴメリ作

 

モンゴメリというと『赤毛のアン』で有名ですよね。
「マーガレットロイド」は、そのアンの物語のスピンオフのような、アンをとりまく人たちのお話です。
実はわたし、恥ずかしながら今まで『赤毛のアン』を読んだことがありませんでした。小さい頃、母に読んでごらんと勧められた記憶はあるのですが、何だか気が進まず、手付かずのままでした。それが大人になって読んでみたら、おもしろくっておもしろくって、ワクワクドキドキしながら読んでしまいました。次からつぎへとアンの発する瑞々しい言葉に、すっかり魅了され、わたしの頭の中はプリンスエドワード島の美しい世界にワープしていました。
モンゴメリはこの美しいピュアな物語を30歳から書き始めたというのですから、それもまた驚きです。今のわたしと同じ年齢・・・。自分にはそんなピュアな心は残っているのかしら。。

今回のラジオドラマで
『赤毛のアン』を翻訳された村岡花子さんのことも気になり、こちらの御本も読んでみました。

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ラジオドラマ後の対談で、この御本についてもお話ししていますので、ぜひ聴いていただけたら嬉しいです。

久しぶりに再会できてとても嬉しい。
中嶋朋子さんと。

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Sumika

 

 

 

 

日本舞踊とクラシックバレエ。

2017.07.26

 

今日の東京は雨でした。
そんな中、長靴をピチャピチャいわせながら
以前から気になっていた講演会に足を運んで来ました。

 

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東京 芝にある増上寺にて。
(東京宝塚劇場からほど近く、在団中はよく開演前に訪れていました。
雑念でいっぱいの心が穏やかになる場所だったのです。思い出のお寺。)

 

さてお題は
日本舞踊は世界に通用するか
  その1 日本舞踊×クラシックバレエ
出演者:近藤誠一さん(日本舞踊協会会長)
    花柳壽應さん(日本舞踊)
    牧阿佐美さん(バレエ)

  詳しくはこちら

 

このことは、今とても気になっている事でした。
日本舞踊とバレエ、私はどちらもお稽古を続けていて、両方学ぶ事で日本人の表現者として得られること、そして伝えられることが沢山あると信じているのだけれど・・それぞれの道で上に立つ方が対話すると、どんな会話が生まれるのだろう。そして日本舞踊は果たして世界からどう見られているのだろう。いやまず日本でどのように認識されているのだろう。という疑問もあったのです。

2時間ほどの講演会で、持っていた手帳の今日の1ページ分に記録しようと思っていたのに、書き留めたいことがあり過ぎて5日分5ページの日記欄をあっという間に埋めてしまいました(笑) 結構大きな手帳なのですが・・。

 

日本舞踊は素晴らしい日本の伝統芸能で、セリフがなくとも踊りの中にドラマがある。でもそれは色々と学んだり興味がある人にとっては面白いものだけれど、歌舞伎のようにわかりやすいドラマが見えることは少なく、特に外国の方々からみると異国情緒はあるけれども、その先が退屈してしまう。(タシカニ。)
創作舞踊もどんどん創られてはいるけれども、日本舞踊というものの本質はブレてはいけない、でも多くの人に日本舞踊の魅力を知ってもらうには間口を広げたりやり方を考えなければならないこともある。
難しい。。
でもこの問題は日本舞踊に限らずどの分野でも同じかと思います。
私自身についてもそう。
何を守り、何を変化させるべきか。
考えても考えても終わりはないし、きっと一生かけても辿り着かないかもしれない。

 

花柳壽應さんのお話しからは、今の葛藤と、それを乗り越えて夢を実現させていきたいという明るくも切実な願望、伝統というものの中にある精神的な日本の心。
牧阿佐美さんのお話しからは、ロシアや英国、フランスから伝わったものをなぞるだけでない、日本人が踊るバレエとは。テクニックではなくドラマをどう世界に伝えてゆくか。合理的な中に見出す本当の「美」とは。
そのようなお話しがとても印象に残りました。

 

この時代に「合理的」でないものを、その魅力をどうやって伝えるか。
目に見えない「美しさ」というものをどう培ってゆくのか。

悶々と考えてしまいます。
今日の"ののがたり"はとりとめのない内容になってしまいましたが、とにかく、花柳壽應さんと牧阿佐美さんにはとても大事なことを教えてもらったような気がします。うまくまとめられなかったけれど、それが今のわたしのようです。。

世界というものに目を向け、そして日本の深い美しさにも、もっと目を向けたいと思いました。

 

SUMIKA

 

 

「時代劇」自信を持って好きだと言えるようになった。

2017.07.22

 

夏は毎年こんなに暑かったけか?と首をかしげながら、京都でしばらく撮影をしていました。

京都の太秦には松竹撮影所と東映撮影所がありますが、今年は両方の撮影所で、それぞれ時代劇の撮影に参加することができました。嬉しいことでした。

 

今回は東映撮影所でした。

今から9年前のこと。2008年。宝塚歌劇団で「蒲田行進曲」が原作の『銀ちゃんの恋』という作品(思い入れのある大好きな作品)に出演しましたが、そのお稽古中に、映画「蒲田行進曲」が撮影された東映撮影所にキャスト皆で見学に行ったことを思い出しました。殺陣を担当された菅原先生(白髪の気の良いおじさま)に案内していただき、階段落ちのシーンを撮った場所や俳優会館と呼ばれる楽屋を見学させてもらい、昔と変わらず脈々と受け継がれている時代劇の現場を見て、こういう世界があるのか、凄いな、カッコ良いなぁと、ただただ見惚れていました。
その景色の中に、今自分がいる。
不思議なことですがなぜか運命のようにも思えるのです。
 嵐電に乗ってのどかな車窓を眺めながら、毎日緊張の面持ちで撮影所に通う。
ひとつの集落のような、受け継がれてきた技術と伝統に溢れる現場。
威勢の良い関西弁が飛び交う。
私にとってはとても神聖で心地の良い場所です。
思うようにできなくて反省したり落ち込んだりする日ももちろんあるけれど、だからこそ、次はもっと頑張ろうと思えるし、時代劇に対しての向上心は尽きません。
 ある日のこと、撮影所でたまたま菅原先生にお会いでき、かたい握手を交わしました。9年前のことがふぁっと蘇ってきて熱いものが込み上げて来そうになりました。

 

ひとつひとつの経験を無駄にせぬよう、これからも精進したいと思います。

 

 

また放送が近くなりましたら、お知らせしますね。

 

 

Sumika