Nonogatari

お年賀状、ありがとうございました!

2024.01.12

ののがたり界隈(?)では、すっかり恒例となっていた風物詩。
お年賀状のお渡し合い。

今年も沢山の方からお年賀状が届きました。

 

こんなにも多くの方がののがたりを読んでくださったり、私のことを気にかけてくださっていたのかと改めて驚き、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。最近は「年賀状じまい」という言葉をよく聞くようになり、いただいたお葉書のなかにも、“ここ数年は年賀状を出すのはすみかちゃんにだけです。”というメッセージもありました。本当に。私自身もお手紙を書く機会がすっかり減ってしまいました。昨年の年末にかけてしばらく体調を崩していたりしたので、このビッグイベントを今回はやり遂げられるのかどうか不安になり、年賀状じまいという言葉がふと頭をよぎったり・・・。
でもこれまでずっと続けてきたことですし、みなさまとの繋がりを、手書きの文字であったり、手にとって質感まで伝わる紙で感じ合うことは、なにものにも代え難いものだと、その想いは変わっていません。実際に今回いただいた沢山のお年賀状に私はどれほど勇気づけられたことか!!

 

 

 

というわけで、デザイナーさんにも大いに協力していただきながら今回の年賀状を作成することができました。辰の着ぐるみで登場する野々を楽しみにしておられた方もいらっしゃるかと思いますが(笑)、今回は11月にせっかく能楽堂で素敵な機会をいただいたので、お着物姿での晴れやかなシーンを使わせていただくことにしました。
デザインのやりとりを進めている時に、デザイナーさんが「でもやっぱりなぁ・・・野々さんでしょ?干支にちなんだ何か、なくていんですか??」
・・・というわけで、龍の背中にまたがり、この新しい一年に向かって雲の切間をたくましく突き進む様子を描いてみました!

この葉書が届いたみなさまは、ぜひじっくり眺めてみてくださいね。
(いや、全然じっくり眺めるほどの絵ではありませんでした)

 

あと今回のスペシャルな試みは、宛先のご住所とお名前も手書きにしたことと、切手を(料金別納などではなく)直接貼ったことです。
これまでは、やはり松の内までに急いで投函しなければ!という想いが強く、ご住所とお名前をPCに打ち込んでシールを印刷していました。郵便番号を打ち込むだけである程度の住所が表示されますし、そのほうが時間的に効率が良いのですが、いただいたお年賀状をじっくり読ませてもらって、みなさまへの気持ちは十分にあるのに、なんだか結果、味気ないものになってしまうような気がして悶々としていたのです。(あと、冬休み真っ只中の息子は私がPCを少しでも開いていると邪魔をしてきたり、わざと気を引くために悪戯をしかけてきたりするという理由も少々あり・・・)
そういうわけで、思い切って全部手書きにしてみました。いつもお葉書を送ってくださる方のお名前はけっこう覚えているのですが、あらためてご住所を手書きしてみると、へぇ面白い地名だなぁとか、あ、この近くに行ったことある!など、新たな発見が沢山あって楽しかったです。

そんなこんなで、だいぶ遅くなってしまいましたが、さきほどようやく書き終えました。手書きの機会が減ったからか、元々上手に字を書けないのに、ますます字が下手になってしまっているかもしれません。乱筆乱文、どうかお許しください・・・。
(お伝えしていた通り1/4必着とさせていただいていましたので、とりいそぎ4日までに届いていたお葉書へのお返事を書き終えました)

さぁ、これからポストに投函してきますね!

 

あらためまして、お年賀状をお送りくださったみなさま、そして年賀状ではなくともお気持ちを届けてくださったみなさまもいらっしゃることかと思います。本当にありがとうございました。これからどんな一年になるのでしょうね。想像もつかないですが、みなさまにとって、楽しく朗らかな瞬間が少しでも多くありますように。

すみ花