お盆を過ぎて。父の命日と息子の誕生日。
2023.08.18
台風の脅威を感じる今日この頃。
無事に一日一日が過ぎていくことがどれだけ有難いことなのか、思い知らされます。
一昨日父の命日を迎え、目に見えない姿に想いを馳せているうちに、今日は息子の4歳の誕生日となりました。
先日二人で街を歩いていた時、都会にぽつりと佇む伏見稲荷大社を見つけた彼はダッシュで鳥居をくぐり、神様に向かって何かブツブツと唱えていました。こんな光景は初めてだったので、思わず「神様と何をお話ししていたの?」と尋ねてみると「死んだじいじが生き返れますようにってお願いしといたよ!」とのこと。
いくら神様でもそんな無茶な!(笑)と思いましたが、会ったこともない私の父のことを想ってくれていることにとても嬉しくなってしまいました。
「僕とパパはじいじに会ったことがないのに、ママだけじいじに会ったことがあるのはずるいよね。」と言うくらい、我が家のなかで、死んだじいじはヒーロー級の存在感を放っているのです。
さて、4歳になった節目に息子の様子を記しておいても良いでしょうか。
随分前に「寝ない、食べない、歩かない」の3拍子揃った子どもだと書いたことがありますが、今もその3拍子は衰えを見せないどころか、勢いを増しています。
子どもが寝静まったあとの薄明かりのなか自分だけの優雅な時間なんて・・・いつになったら訪れるのか。好きな食べ物は天丼(の下に敷き詰められたタレご飯)、ラーメン、餃子、チャーハン。お野菜はトマトだけ食べます。よっぽど楽しい景色がない限り、歩きません。
性格というか持って生まれた性分のようなものが私と似過ぎていて、共鳴しすぎてしまうので、すぐにバチバチと二人の間に火花が走ります。
だけど私のことが大好きで(いわゆるマザーコンプレックス!)保育園の先生からは「3歳までに失恋させてたほうが良いです。そのあと困りますよ。」と言われながらも、4歳になった今日も登園の時間は私の足にしがみついて離れません。
同い年のお友達は熱中できる習い事を見つけたり受験の準備に励んだりしているなか、空手やバレエに関心を持ちお教室に見学に行ってはみるものの、自分は見る専門だと言い張り、一歩もその場から動かず。
こう書いてみると色々と絶望的なのですが・・・・笑
でもなにより、元気に生きていること。それが一番。
四年間も逞しく生きてくれて本当にありがとうという気持ちでいっぱいです。
すごいなと思うところは、自分の気持ちを、持っている少ない語彙のなかでわかりやすく表現できることです。
最近言っていたことは「僕はこれから大きくなると、アンパンマンよりも、ポケモンとか仮面ライダーとかウルトラマンが好きになると思う。その次は鬼滅の刃かな。でもそれが終わったら必ずまたアンパンマンに戻ってくるって決めてるから、ママ、安心してね!」とのこと。
別に、アンパンマンに戻ってこなくても全然良いのだけど(笑)この一年近くアンパンマンの世界に明け暮れた日々の中で、親子での様々な体験や、コスチューム作りに励んだり、いろんな工夫をしてみたりしたことを、きっと彼は大切に想ってくれているのだろうなあと思ったりして、じーんとしたのでした。
今後の好きになるキャラクターを堂々と発表した彼ではありますが、今日も朝からアンパンマンごっこに励んでいました。兄弟がいないので一人で遊ぶ時間がとても長く、家にあるものを駆使していろんな物語をつくって一人何役も演じながらブツブツ言っています。2時間はぶっ通しで演じられる集中力があります(笑)
絵本も変わらず大好きで、毎晩2冊は読まないと気が済まないそうです。
不器用で要領が悪い私は、息子のためにもっと出来ることや、やるべきことがあるんじゃないのかと焦ってしまうことも多いですが、できるだけ良い塩梅の距離感で、無音の拍手とエールを送り、何か困った時にはそっと手を差し出せるようなお母さんになりたいと思います。
注文しようと思っていたお誕生日ケーキは発注のタイミングを逃し、仕方なく手作りすることに。そのおかげで親子でスポンジケーキ作りに挑戦することができました。
ちょっと焦げてしまいましたが、初めてにしてはうまくできた気がする!
さて、どんなケーキに仕上がるか。
どんな4歳の毎日になるのか。
sumika