東大寺修二会お水取り〜ありがとうございました〜
2021.03.14
昨晩は夜22時30分から約3時間。
生中継に、Twitterから参加させていただきました。
(番組HPはこちら )
夜中の3時間が、あっという間でした。
1270年間、一度も途絶えることなく毎年変わらずに続けられいてる儀式。
日本で最も古くから残る宗教行事ともいわれているそうです。
Twitterからはリアルタイムの興奮とともに、まとまらない言葉をとにかく発信していましたが、一夜明けてあらためて思うことを少し書いてみたいと思います。
私が長くお世話になった宝塚歌劇団は、100年以上歴史が続いていますが、自分が関わっていた10年だけでも、少しずつ何かが変わってきているように感じました。今も尚、それが続いているように思います。進化ともいえるのかもしれません。
時代が変わり、人々の価値観も変わり、それに沿ったものになっていくのは当然のことなのかもしれないと思っていました。
昨日拝見した東大寺の修二会は、時代にも価値観にも揺さぶられることのない根を張ったような力強さがあって、僧侶の方々の研ぎ澄まされた業や、どこか地球でないところへ繋がっていくようなあの声は、1270年間、形だけで受け継がれたものではないことが、素人の私にもわかりました。
そこには、言葉にならない美しさがあり、命を尊ぶ祈りの姿がある。
この姿が守り受け継がれているということは、いつの時代も人々の琴線はそれほど変化するものではない。そんな気がしました。
テレビ画面を通して、色々な角度からその儀式を拝見することができて、本当に有難かったです。この撮影のために、どれだけの制作関係者の方々が尽力をつくされたのか、ミステリーハンターという立場のおかげでその裏側にも想いを馳せることができるような気がします。
願わくば、いつかその場所で拝見することができれば・・・。
宗教儀式を通して、「生」を考えること。
ますます興味が湧いてきました。
すみ花