Nonogatari

ひととき店長、無事に終わりました!

2021.01.18

 

こんにちは。東京はいよいよ冬本番というところでしょうか。
外に出たとたんにシャキーンと覚醒します・・。

前日のご案内となりましたが、SNSをご覧になってお越しくださった方も多く、本当にありがとうございました。また、ご自宅から気にかけていてくださったみなさまにも、心から、ありがとうございました。

店頭に立つのは、小学生の頃に実家の農園直売所でお店番をしていたとき以来でした。その頃はお野菜と卵を売っていて、6個入りの卵の箱に5個しかまだ入っていなかった時に、ちょうど卵を求めて買いに来られたお客様が。「いまニワトリに産んでもらいますからちょっとだけ待っててください!」と言って妹と二人、ニワトリ小屋へ走って行って今にも産み落としそうなニワトリを見つけてお腹を両手で抱き抱えながらキュッと押したら、スポンっと卵が出て来て、あつあつの卵を持ってお客様のところまで走って戻ったことを、なぜかよく覚えています(笑)

京都のど田舎の農園直売所と、東京六本木の流行の最先端が並ぶ場所とは、やはり全然違いました。

でも、同じこともありました。

「モノ」を通じて、人と人が関わることです。
そこに確かな「ぬくもり」のようなものがあったことです。

お越しくださったお客様の中には、通りすがりでふと興味を持って近づいて来てくださった方も多く、きっと自分たちのことや商品のことを何もご存知ないはず。
和菓子屋さんの女将さんが出向いて来たのかなと思われたことと思います。

そのような中、どうすれば一瞬で魅力を伝えられるのか、とても難しさを感じました。自分たちがどれだけ本気で向き合ったかは、そのまま接客に出ますし、商品に込められた想いを繋いで行くというお役目はもちろんのことで、お客様がどんなことに興味をもって近づいて来てくださったかを一瞬で感じ取ることが大事だなと思いました。そしてそのお話を聞いて、広げていくこと。お客様の日常に、どんなふうに「志乃のめ」を取り入れられるかを提案すること。

本当に難しかったですが、お買い求めくださったときには、気持ちが通じたのだなあと、心から嬉しくなりました。

今後ものづくりをしていく上で大事なことだと思いましたし、役者としてお芝居をする時も、人間として生きてゆくことも、すべて相手があってこその自分。

「ものを売る」ということは、「人と関わる」ということなのだなあと実感しました。

モノで溢れかえっている時代に、あえて ものづくりをすること。
それは、過剰な生産や消費などが目的ではありません。

手間暇かけて作られるそのお菓子の「ぬくもり」のようなものを届けたいです。
便利になりすぎたこの時代。情報で溢れかえるこの時代。
ふと一息つくその時に、このお菓子でホッとしていただけたら嬉しいです。

 

エストネーション六本木ヒルズ店。
よくお買い物をするお店のうちのひとつです。
沢山のブランドから素敵なものが厳選されているので、デパートよりも歩かなくて済むのが好きなポイント(笑)。お洋服だけでなく、靴もここで買うことが多いです。基礎化粧品もバスグッズも、好きなものが揃っているので、一気にお買い物が済ませられるのも良い。そして訪れる度に、オシャレな店員さんとお客様に、沢山刺激を受けています。見て歩くだけでも楽しいです。

そんなウキウキと憧れが詰まった場所で、私たちの携わった商品を販売させていただけることは、本当にありがたいことです。

店頭に立ちながらみーさんと一緒に「この光景、すごいね・・・」と密かに感動していました。

ポップアップストアは1月21日(木)までです。https://www.estnation.co.jp/news/202101/suikouan.html
現在の営業時間は11:30~19:30までです。

店舗での販売はこの機会だけで、その後はsumirenoオンラインショップにて販売となります。日本全国のみなさまに召し上がっていただけたら嬉しいです!
第一弾の企画商品スムージーは、ご家庭の状況などによって、冷凍庫のスペースが余っていなかったり、ミキサーがなないので気になっているんだけどなかなか・・・というお声もいただきました。今回はミキサーも必要ありませんし、冷凍庫がいっぱいでも、冷たいものが苦手でも大丈夫です。
お一人暮らしの方にもちょうど良いサイズで販売もありますので、楽しみにしていただけたら嬉しいです!

 

やっぱり、どうみても和菓子屋の女将さんですね(笑)

 

すみ花