Nonogatari

[お知らせ] NHKオーディオドラマ

2020.03.05

いかがお過ごしでしょうか。

 

新型コロナウィルス・・・。
当たり前の日常だと思っていたことが途端にそうでなくなった時、平常心を心がけても、やはり心のどこかが揺れてしまう・・・。

みなさんそれぞれのお仕事や日常生活に、何かしらの影響が出ていると思います。

 演劇・エンタメなどの分野で苦渋の決断を発表されるニュースを見るたびに、その世界の中に少しでも足を踏み入れている身としては、関わる人たちの想いや、それを楽しみにされていたお客様がたの想いを考えると、心臓がぎゅーっとなります。

それぞれに、本当に色々なことがあると思いますが、とにかく今、元気に生きていることに感謝をしたいと思います。

 


さて、事務局宛にお手紙や誕生日のプレゼントを送ってくださったみなさま、本当にありがとうございました。お一人お一人にお返事はできませんが、お手紙はじーーっくり読ませていただいています。今年の私からの年賀状、嬉しかったというお声も聞くことができて、こちらのほうこそ、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

いつでもお手紙など受け付けておりますので、なにか私に言いたいことなどありましたら、ぜひ。お待ちしていますね!

 


 

今日はオーディオドラマのお知らせです。

 

ハプスブルクの宝剣(全20回)

権謀術数と野望、熱き友情と挫折、そして甘美で危険な愛

【NHK FM】

2020年3月9日(月)~3月13日(金) 午後9時15分~午後9時30分(1-5回)

2020年3月16日(月)~3月20日(金) 午後9時15分~午後9時30分(6-10回)

2020年3月23日(月)~3月27日(金) 午後9時15分~午後9時30分(11-15回)

2020年3月30日(月)~4月3日(金) 午後9時15分~午後9時30分(16-20回)

 

 

【出演者】

中川晃教 野々すみ花 田代万里生 加藤和樹
磯部勉 大山真志 栗原英雄 毬谷友子
伶美うらら 西原誠吾 林次樹 水野ゆふ
今泉舞 たかお鷹 豊田茂 山賀教弘
亀田佳明 渋谷はるか 坂川慶成 春名風花
玲央バルトナー 山﨑秀樹 中村彰男 櫻井優輝

【原作】

藤本ひとみ

【脚色】

並木陽

【音楽】

日高哲英

【スタッフ】

演出:藤井靖
技術:大友美有紀 林晃広
音響効果:林幸夫

【あらすじ】

18世紀前半の欧州、フランクフルトのユダヤ人街。イタリア留学から戻ってきたエリヤーフー(中川晃教)は、同朋たちに苛烈な差別を超克する道を説こうと試みる。だが、思いもよらなかった苦難の選択を強いられていく。数奇な運命に導かれ、やがて舞台はオーストリアの都ウィーンへ。史上に“女帝マリア・テレジア”として名を残すハプスブルク家の後継者の姫君テレーゼ(野々すみ花)、その許嫁の心優しき貴公子フランツ・シュテファン(田代万里生)、オーストリアを脅かす新興国プロイセンの野心的な指導者フリードリヒ(加藤和樹)……。さまざまな出会いが織りなす疾風怒濤の渦の中、戦乱の欧州を駆け抜ける青年の魂の彷徨を描く。

 


 

全20編。なんと5時間にわたる超大作です。
長年の歴史があるNHKオーディオドラマの中でも、これほどの長編作品はなかなかないそうです。

 

今回はハプスブルクの女帝「マリアテレジア役」を演じます。

 

大きな歴史のうねりの中で多大な功績を残した人物。ものすごいパワーとエネルギーが必要で、しばらくおやすみしていた私にこんな大役が務まるのかと、収録に向かうまでは本当に不安でしたが、いざ収録が始まると、そんなナーバスな気持ちは吹き飛びました。作品が持つ力というのが本当に大きく、それに演者の方々が集まると、一気に世界に飛べる感覚。そうそう、私はこの世界にこうやって身を置くことが何よりの歓びだったんだわ。と改めて気づきました。

「マリアテレジア」は生涯に16人の子供を産んだそうです。
これまで「母親役」を演じることがなぜか多かったのですが、今回は自分が実際に親になって初めての母親役です。マリアテレジアと一庶民の私とでは、時代も立場も境遇もあまりにも違うことばかりですが、それでも、我が子を想う気持ちは、なにも変わらないのではないかと、ふと実感する場面がありました。

 

 

こちらは初めてご一緒させていただいた中川晃教さん。
以前から「だいぶ気になる人」だったのですが、この方の舞台での魅力的で不思議な求心力は、あぁこんな風に出来上がっているのか。と、納得しました。

 

歴史好きの方にはもちろん、どなたにも楽しんでいただける作品だと思います。
『ハプスブルクの宝剣』は以前宝塚歌劇でも上演されましたが、その時には登場しなかった人物が、今回は原作に基づき登場するのも醍醐味かと。宝塚バージョンをご覧になった方にはまた新しい楽しみ方ができそうです。

 

足を運んで体感するエンターテイメントがなかなか難しくなってしまったこの時期、お家のラジオで体感してみるのはいかがでしょうか。

 

 

最後に。これは私事ですが、息子はまだ母乳を飲んでいるので(ミルクも飲みます)、数日間の長い収録の間なかなかずっと離れているわけには行かず、休憩時間をみはからって、面会させてもらいました。ご尽力してくださったNHKの制作スタッフさん、そして協力してくれた私の母や家族のおかげで、無事に乗りきることができたのです。このような働き方ができて、本当に感謝しています。
こどもを産んでから、目を見張るほどのスピードで日々成長する人間と暮らすことは本当に有意義な時間で、すべての瞬間を目に焼き付けたいという思いもありました。でもそれと同じくらい、働きたい。社会に出たい。なにかわからないけどウズウズする。そんな思いもありました。今回、数日間の「仕事」というものをやってみて、せきとめられていた川がザーッと流れ出したような、心地良い痺れとともに、爽快感を味わうことができました。
自分が仕事をするためには周りの方々の支えがあって初めて成り立つようになった今、これからも、色々なことに集中して取り組んで行きたいと思います。

 

 

それでは、3月9日(月)初回放送です。

どうぞよろしくお願いします!

 

Sumika