文房具という名のシンフォニー
2018.12.15
普段、この「ののがたり」は静かな場所でパソコンに向かい、背筋を正して気持ちをできるだけシャキッとさせて書くので、なかなか移動中や喧騒の中では書くことができません。
そのためリアルタイムで興奮していることは、やはり手軽なインスタグラムやツイッターでわめき立ててしまう癖がついてしまいました。
昨日インスタグラムに投稿した話題は、見返すといくらなんでも長すぎるだろう、これはののがたりで書くべきだっただろうという、興奮しすぎの「あちゃー」な投稿・・・。
なので、せっかくですのでこちらであらためて紹介させてください。
べつに文具が大好きとか女の子らしい可愛いものが大好きとか、そんなつもりではなかったんですが、、、
気がつけばルンルンと会場へ向かっていました (いや、ずっと前から絶対行くと心の中では決めていた)
着いてびっくり。文具に向かってルンルンときめいている人達の熱気といったら。自分の異様な高揚感は、この場所では上手に馴染めたと思います。
お店の方々も燃えていました。
どこかで見たことのある商品ももちろん沢山あるのですが、だからこそ「どこで買うか」「誰から買うか」が重要。
好きという気持ちが集まる場所で、本気で商品について熱く説明してくれる店員さんからその想いとともに商品を受け取れるなんて、なんて素敵なことでしょう。賑やかな会場ですから自然と声も大きくなります。店員さんが「ありがとうございます!!」と言ってくださるのでこちらも「応援しています!!!」と元気いっぱいエールを送ることが出来ました。
誰にも頼まれていませんが、持ち帰って来たものを紹介します!(欲しいものは他にも凄く沢山ありました)
STABILOはドイツの文具ブランド。なんと世界で初めて蛍光ペンを作ったのだそうです。この淡い色合いセットは新発売とのこと。私はもともと原色の濃い色のセットを以前ドイツで買って愛用していますが、筆箱に入れて持ち歩くには存在感が大きすぎるこの形が、すごく格好良いなぁと思うのです。しかもゴツい風体と淡い色のギャップが素敵。300m書くことが出来て、芯が潰れないので、お子さんが出来たら受け継いで行けますよと。(以上すべて店員さん談)
上手に乗せられて2セット買いました。
今度家族みんな集まった時に、一本ずつプレゼントする予定(果たして喜んでくれるのか?)
RHODIA のノートは有名ですが、こちらは日本未発売のもの。
表紙の手触りが良く、手のひらにすっぽり収まるサイズです。様々な色のセットがありました。
お店の方の「RHODIAを愛しています!」とおでこに書いてあるような熱い接客にこころ打たれました。
京都の尚雅堂。越前和紙を使用した一枚一枚手作業で染色される友禅紙のノートと筆箱。江戸時代から伝わる技法だそうです。
熱気あふれる会場の中で、京都らしい接客を貫くスタイルに、逆に引き込まれてしまいました。1300円の薄いノートが堂々と誇らしげに並んでいるところも、拍手。勿体無くてなかなか使えそうにないのでしばらくガラスケースに飾っておきます。
レジに並ぶ行列は時間帯にもよるそうですが、私は軽く1時間は並びました。それでも嬉しい、楽しいって、なんということでしょう。
誰に何と言われても、他にやることがあるとわかっていても、夢中になれることがあるって幸せだなぁと思いました。会場の熱気の余韻に浸っています。
調子に乗って長くなりすぎ、失礼しました。
いつの日か、何十年後かに、文房具屋さんを開きたいです。
以上、昨日の興奮しすぎの投稿でした。
空想家のように「文房具屋さんを開きたい」と↑言っていますが、今の時代やろうと思えば規模の大きさは色々あっても、できることはできるのですよね。
よく考えてみたら、インターネットの中で、私は小さな文房具屋さんを開かせてもらっているのです。
イノシシの切手に、イノシシのポストカード。
おかげさまで沢山の方が購入してくださっています。
何人かの方が、早速そのカードや切手でお便りをくださって、私はめちゃくちゃ喜んでいます。
何もないところから手に取れるモノを作って、それを受け取ってくださる方がいらっしゃること、共有できることはとても幸せです。ありがとうございます。
そろそろ新しい年に向けて、大切な方やお友達へ年賀状を書く季節かもしれません。
もしよろしければ、野々すみ花作イノシシ切手とイノシシポストカードを、どうぞお役立てください。
ご注文後2日以内に商品発送いたします。
それでは。
最近の私は書きたいこと、やりたいこと、やらなければいけないことが山盛りで、なかなか大変です。頭が常に沸騰している感じです。
時間は限られているので、完璧を求めず、伝えたいことは伝えたい時に伝えようと思います。
すみ花