Nonogatari

日記。

2018.11.13

 

出不精で、人付き合いが悪く、秘密主義(だとよく言われるが自分ではそう思ってない)の私は、正直なところ、プライベートでなかなか人と交流する機会がない。
話をすることに異様に緊張してしまったり、その自分に違和感を感じてしまうと、もうどうしようもなくなってしまう。
交友関係や人脈を広げた方が良いとか、色々と言われることもあるけれど、無理に広げたりすると無理な自分しか出てこないので、あとで大きな後悔を背負うことになる。

 そんな残念な私に親しくしてくださる数少ないうちの一人と、少しお喋りした。
話しの流れの中でふと「あなたは女将軍だから」という言葉が飛び出て来た。聞きなれない言葉に「はいっ!?」と即座に返してしまったけれど、その人と別れて歩く帰り道、じわじわと、じわじわと、沁みてきた。

 

なんだか身体が軽くなってゆく。

その三文字に全てが要約されている気がした。

 

私はある意味で、強すぎると思う。
もちろん人間は色々な面を持ち合わせる。だからある部分でという意味だけど。

「強すぎる」。それは性分なのだ。
けれど女将軍でなくなる日もいつかやってくるはず。
負ける時は自分で負けに行きたい。他人を盾にはしたくない。それは自分にとって何が起こることなのかはまだわからないけれど、土に戻るような感覚、自分は何者でもないと心底思える感覚をいつか味わってみたい。

その時までは潔く、この性分を満喫してみようかと思った。

 

こんなことを書くのは日記帳だけで良いような気もするけれど、明日になったらどうしてこれをここに書いたのだと自分を問い詰めるような気もすでにするけれど、それはやっぱり嬉しかったから。自分を理解してくれる人がいて、想ってくれる人がいる。その大切さに改めて感謝したい一日だった。

精神誠意向き合ってくれる人の身に何かあったら、私は飛んで行く。

 

 

 

すみか