Nonogatari

これはもう本当に、宝物でしかない。

2018.09.09

 

おはようございます。

昨日リアルタイムでご覧くださった方、録画してくださっていてこれからご覧になるという方もいらっしゃるかもしれません。どなた様も、ありがとうございます。

自分の元には、沢山の友人や知人から早速連絡をもらいました。
帝国ホテルに行ってみたくなったという人もいれば、あのパンケーキ、次に行ったら絶対食べる!とか、衣装が色々変わって楽しかったとか、様々な感想でした。
そしてテレビの力は大きいなと改めて感じた夜でした。

 

スタジオでの収録の日、司会の草野さんにご挨拶した際に仰っていただき印象的だったことがあります。ありがたいお言葉を沢山頂戴しましたがその中でも「新札のことを[ピンサツ]ではなく[シンサツ]とさらっと言っていたことが素晴らしい」と。ピンサツと読んでも間違いではないのだけれど、あのシチュエーションに相応しいのはやはりシンサツでしょうね。とのことでした。何も考えずに気づいたことをレポートしていましたが、そう言った部分を注目されていたことに、逆になるほど!と思いました。
 (昨日から宝塚の話題を多くしてしまっていますが、)私は音楽学校時代から上級生にシンサツという呼び方で教わっていました。舞台を観に行ってお金をお渡しする時、芸事の先生にレッスン代をお支払いする時などは新札でお渡しするようにと。だからその呼び方や行為は当たり前だと思っていましたが、自然と学ばせてもらっていたのだなあと、自分のこれまでの環境に感謝するばかりです。
  でもたまに今でもやってしまいます。日本舞踊のお稽古で月初めにお月謝をお渡ししなければいけない日に、お財布にいれてあった新札をいつの間にか使ってしまって、大ピンチになるのです。そういう時は決まって休日だったりして銀行も開いていない。コンビニで何かを買って店員さんに「お願いですからお釣りを綺麗なお札でくださいませんか」と頼み込んだり(超迷惑なお客さん)、あとは街に設置されているATMで手を合わせて祈りながらお金を少しずつ引き出し続ける。なかなか新札が出てくることもないので、途中で涙が出てくることもありました・・・(笑)
そう、新札と私は密接な関係なのです。

・・・話が逸れました(笑)

 

そうです、スタジオ収録でのお話し。

隅で見学をしていたのですが、収録が終わったと同時に草野さんから突然手招きされ、何事かと動揺する私の背中をスタッフさんが中央へ押し出す。すると、「久しぶりに出演してくださった野々さん、結婚されたということで、みんなからお祝いです」と、素敵な花束を手渡してくださったのです。司会の草野さん、出水さん、そして黒柳徹子さん、野々村真さん、ゲストの岩下尚史さん、岡田圭右(ますだおかだ)さん、牧瀬里穂さん、新納慎也さん。そして観客席のみなさん、スタッフのみなさんに、拍手でお祝いしていただいたのです。
なんということでしょう。唖然としてしまい、しばらく言葉が出て来ませんでした。草野さんはすぐに「では聞いてみましょう。今回の帝国ホテル、行ってみてどうでしたか?」といつもの調子で聞かれるのですが、もう何をどうお話ししたか、全く覚えていません・・。

こんなにもあたたかい番組に携わらせていただき、そしてその番組を全力で作っている人たちからのお祝い、感謝の気持ちしか湧いて来ませんでした。

そもそも・・・

 

実は・・

 

ミステリーハンターとして少しでも英語を話せるようにと英会話スクールに通っていたのですが、グループレッスンで一緒だったメンバーのうちの一人が、私の旦那さんになったのであります。お互い本当に名前しか知らず、私はただの「Sumika」で、必死に汗だくになってアメリカ人の先生に意味不明な英語を話している姿を見て彼は一目惚れをしたわけですから、相当な変わり者ですよね(笑) その後の、コントの台本になりそうな進展や経過は割愛しますが、私たちが一生を共にすると誓い合うまでに至ったことは、不思議だけどとても素敵なこと。そのきっかけを作ってくださった『世界ふしぎ発見!』の皆様にお祝いしていただけたこと、本当に心から嬉しかったです。

 

楽屋にお礼のご挨拶に伺った際、ご一緒に写真を撮ってくださいました。

司会の草野仁さん。
いつも沢山のことを教えていただき本当にありがたく思っています。

 

同じく司会の 出水麻衣さん。
いつも気さくに話しかけてくださる、大きなマインドを持った素敵な方です。

 

 

そして。

 

 

黒柳徹子さん。
徹子さんは楽屋で休憩をなさっていたところだったのですが、どうぞいらっしゃいと、わざわざお支度を整えて、撮ってくださいました。
徹子さんの腕のぬくもりを、忘れません。
同じ女性として、少しでも徹子さんのようにタフでパワフルで、チャーミングでたおやかに、人の痛みを感じられ、人に手を差し伸べられる人間になりたいと思います。

 

 

 

どれだけ感謝してもしきれません。

 

『世界ふしぎ発見!』のスタッフ・制作陣・出演者の方々は、これまでも今も、私自身と向き合ってくださり、作り手の一員として手を繋ぎ、時には叱り、時には褒めてくださる、素晴らしい方々です。
テレビ離れという言葉をちらっと耳にすることもありますが、全力で良いものを創ろうと邁進する方々の姿はとても格好良いのです。愛に溢れているのです。

この先の自分はどんな風になって行くかわかりませんが、この番組に育ててもらった身として、そのスピリットを受け継いで行きたいと思います。

 

熱がこもってしまいました。

 

それではこの辺で。

 

Sumika