Nonogatari

久しぶりに舞台を観に行きました。

2018.08.28

 

舞台といっても、
『リビングルーム・ミュージカル』といって、それは東京渋谷のど真ん中にある一軒の広々としたカフェで繰り広げられるステージ。

お客様がお食事を楽しんでいるとことろに、いつのまにか出演者が現れ、いつのまにか物語が進行してゆく。面白いのは、カフェにいる本物の店員さんが、時間や空間の境目なしに、普通に仕事をしているところ。伝票整理をする人のすぐ隣で、大曲を熱唱する人。お客様と隣の席に座ってステージを眺める出演者。そんな光景がなんだか不思議で、なんだかとても面白かった。

世の中にはたくさんの素敵な演劇があり、素敵な劇場があり、気合いを入れてお洒落して出かけたいような場もありますが、このステージは、肩の力を抜いて、ただただ純粋に楽しめるものでした。

 

ステージに立つエンターテイナーだけが主役じゃない。
お客さんも、その場を一緒に共有して、一緒に主役になる。みんなが主役になれる。
そんな空間を目指したかったと、演出のロンロンさんから、終演後にお聞きしました。

 

ふーむ。まさに、そんな空間だったなあ。

 

楽屋にご挨拶に伺ったら、お写真を撮ってくださいました。

花組時代の先輩。月央和沙さん(よっちさんと呼びます)ダンスを極められていて、それでもって優しくて器が大きいお方。いつも刺激を受けています。

 

 

素敵なダンスを魅せてくれた同期の貴千蒼(マンちゃんと呼ぶ)を囲んで、愛加あゆ(れなぴょんと呼ぶ)と野々すみ花(普通にすみかと呼ばれる)。

同期の活躍や頑張りは、本当に刺激を受けるし、明日から私もまた頑張ろうと思えます。

 

元宝塚の先輩、後輩もたくさんご出演されていて、みなさんから色々学ぶことができました。そしてつくづく、宝塚時代から応援されていたであろうファンの方々の温かさを、後ろの隅っこの席から、ひしひしと感じることができました。この繋がりや信頼関係は宝塚という大きな歴史の中に在るからこそだとも思いました。

素敵な空間に、ムズムズしました。

 


 

実は、プライベートで人と会ったり、何かを鑑賞したり、そういったことが本当に久々でした。
以前はおやすみがあれば、様々な劇場にいそいそと足を運び神出鬼没ぶりを発揮していましたが、いつのまにか、遠のいてしまっていたのです。
何かを受け取る体力と気力がないと、私は家を出られない。
今だ!というタイミングでないと動けない。
こんなことを書いてしまうと、なんて勝手なんだと呆れますが、人にはそれぞれにリズムがあって、タイミングや時期や、波長とか、目に見えないものもたくさんある。良い塩梅で、良いタイミングで、これからも色々なものに触れて、そして発信出来たら良いなと。
そんな都合の良いことを呟いてしまいました。

 

でも、やる時はやりますから。野々すみ花。
安心してください(←何を?)

今週と来週は特にお知らせごとがたくさんありますので、ぜひ、また「ののがたり」を覗きに来ていただけたら幸いです。

 

では。

 

Sumika