Nonogatari

ふりかえり。

2018.04.24

先日の日本舞踊の会。

終えて、しばらく経ちましたが、

ちょっとふりかえり、皆様へのお礼の気持ちを綴ってみたいと思います。

 

それではまず。

当日、偉大な大先輩からサプライズのお花が届きました。

宝塚歌劇団の松本悠里さんからです。歌劇団理事でありながら日本舞踊家であり、44期生の生徒として(ちなみに私は91期生)今も現役でご活躍されている、宝塚の日本物には欠かせない大先輩です。
直近の「宝塚舞踊会」で、松本悠里先生は『京鹿子娘道成寺』を踊られ、舞台は拝見できなかったのですが映像を拝見して、華奢なお身体から湧き出るエネルギーと見惚れる美しさと乙女のような愛らしさで大変魅力的な舞でした。その感想をお手紙でお伝えして、恐れ多くも私も同じ演目を踊らせていただきますとご報告していたのですが、このようなお花を贈っていただき、めちゃくちゃびっくりしたのと嬉しいのと、身が引き締まる思いがしました。

松本悠里さんとの思い出といえば、かつて私も現役時代に一度だけ「宝塚舞踊会」に出演したことがあるのですが、フィナーレで『月の砂漠』の音楽に合わせての振りで、ラクダの動きをする箇所があり、お稽古の時、私のその動きを見た悠里先生は、吹き出してずっこけておられました。呆れを通り越すほどの日本舞踊をしていた私が、悠里先生と同じ演目を踊る日が来るとは、夢にも思いませんでした。あ〜、感慨深い。

 

そして、

『鳴門秘帖』のスタッフの皆様から、そして監督の西谷さんからもとても素敵なお花をいただきました。お忙しい中観に来てくださりとても嬉しかったです。

 


そして応援してくださっている皆様からのたくさんのお手紙や贈り物、ありがたく大切に受け取っております。本当にありがとうございました。事務所、事務局にお手紙を送ってくださった皆様も、本当にありがとうございました。

普段あまり馴染みのない日本舞踊を満喫できた、楽しさを知った、行って良かった、などのお言葉をいくつもいただき、それこそが今回私が目指していた事だったので、心から嬉しくそのメッセージを読ませていただきました。


 

それから、劇場にいらしてくださった方は、その光景をご覧になったかもしれませんが、受付などで大活躍してくれた、私の信頼する友。(他にもサポートしてくれた人はたくさんいるのですが、芸能活動に関わりがある人のみ紹介させてもらいます)

左から、
涼華まやちゃん(宙組時代ずっと私のお手伝いをしてくれていました)
桃花ひなちゃん(学年は私が一つ上だけれど、日本舞踊の世界では大先輩)
高田衿奈ちゃん(女優として活動しながら、和の事に精通しています)

彼女たちは、私に寄り添い、全力でサポートしてくれました。

上の写真は終演後、別場所にて。
着物でおすましして写真におさまっている私ですが、ここに至るまでの経過は・・・

体力を使い果たし立ち尽くしている私、着物を着させてもらっています・・・。

頼もしいったらありゃしない。

大変助けられました。感謝。

 

 

そして、初めての日本舞踊の会のために、色々な情報、知識を教えてくれたのは、
花柳まり草さん。

彼女は、宝塚時代一つ下の後輩で、音楽学校時代はかなり深く関わった人です。(分担制度なるものがあり、彼女が私の分担でした。)今は日本舞踊家としてバリバリ活動していて、日本舞踊の歴史や、今の現状など深く理解し、知識も凄い。色々なお話しをメモを取りながら聞かせてもらいました。
彼女のブログに、会った日のことを書いてくれていました。よろしければ。

刺激を受け合う仲間に出会えたことが、嬉しいです。

 

 

 

皆様のおかげで、無事終えられました。
色々なことを考え、実行して行くのは大変な事だけれど、本当にやり甲斐のある、大きな経験でした。

 

挑戦は、まだまだ続けたいと思います。

 

すみ花