Nonogatari

春爛漫。

2016.04.05

 

桜が咲きみだれる今日この頃。

 

写真2

久方ぶりに京都の母校を訪ねました。

幼稚園から高校まで姉妹3人揃ってここに通っていたので、なんだかもうひとつの実家のような、ふーっと息をつくことができる、あたたかく懐かしい場所。

この日は学校はお休みだったのだけれど、私の所属していた中高コーラス部は定期演奏会のための練習真っ只中で、ちょっとお邪魔して・・・ちょっとというより、調子に乗って偉そうに、振り付けのダンス指導までさせていただいてしまって。しどろもどろの説明だったのに、皆一生懸命に聞いてくれて、その姿勢がとても頼もしかった。ただ時々、輝く若さの中にも葛藤や戸惑いが垣間みられて、私もそうして過ごして来たなぁと、リアルにその頃を思い出したりして。。
その後、部活の同級生と顧問の先生と一緒にお茶を。何年ぶりだろう。10年ぶりくらいかな。皆に会ったとたん、その頃の感覚に一瞬にして戻れたのはとても嬉しかった。バリバリ仕事をしていたり、家庭を持っていたり、しっかりと現実と向き合って生きていて同級生なのにすごく大人に見えたし格好よかった。同時に、私の仕事やこの存在自体が、どこか現実とは別のところにあるような感覚になった。複雑な夢を追い求めて。見えないものを見ようとして。説明ができない。ボールのようにいつも跳ねていて、どこに行くのかわからない。針が刺さると空気が抜けて、もう動けない。少しずつていねいに穴を埋めて、傷みを引きずりながらまた跳ねてみる。

わたしって変な生き物だなぁ。

 

なぁんてことを、帰りの新幹線でぼおっと考えていたのでした。

 

 

 sumika