3月だ。

2019.03.01

気がつけば3月。

春はもうすぐそこですね。

応援してくださるみなさま方から事務局に届いたお手紙やプレゼントをじっくり手にとって眺めながら、温かい気持ちになっています。

ありがとうございます。

昨年の誕生日(2月27日)には結婚の発表をしたのでしたね。
発表をするギリギリまで、ファンのみなさまの反応は如何に・・！？と、すごくドキドキしていたのを思い出します。
お仕事関係の方からは、「バリバリに仕事一筋でやっていく人ばかり思っていた」とか「なぜ急ぐ？」とか「仕事はどうするの？」など、期待と心配にいれみだれたご意見をいただいたりもしましたが (もちろん「本当におめでとう！」と言ってくださる方も大勢いらっしゃいました)、応援してくださるみなさまは、私の舞台姿を見るために応援して来たのにと仰る方も当然多くいらっしゃるだろうと思っていました。でも、いただくお手紙の数々には、これからどんな道を選んでもあなたの生き方を応援しますというお言葉も多く、胸が熱くなったことを昨日のように思い出されます。
　やはり生の舞台が観たいとのお声は今でも多くいただきますし、自分でもそう思うのですが、与えられた人生の限りある時間をいつどのタイミングで何を実行し実現させていくか、最後には自分が決めることなので、責任を持ちながら、応援してくださるみなさまには、ちょっと長い目で見ていただき、感謝の気持ちを忘れずに与えてくださる御心以上のものを御返ししていきたいと思っています。
・・・偉そうに理想を語ってしまいました。

思い返せば、10年前の誕生日(22歳)は、宝塚歌劇団に在籍していて「花組から宙組への移動」と「トップ娘役就任」という発表が偶然その日におこなわれました。
その当時から応援してくださっているみなさん(お顔が浮かぶ方もたくさん)、もうあれから10年も経つのですって。忘れられない一日でしたよね。色々な感情が溢れて目がパンパンに腫れてしまったことを思い出します。

そしてまたまた思い返せば、12年前の誕生日(20歳)には、当時研2(歌劇団の研究科2年生のことをこう呼びます)だったピヨピヨの私が、初めての新人公演ヒロインということで宝塚大劇場で『黒蜥蜴』を演じたのでした。無我夢中で「緊張する」ということさえ知らなかった、若かりしあの頃。台詞が飛んでしまった役のお方にも、何食わぬ顔でその台詞を引き出した大胆なアドリブは、今の私だったら恐ろしくて出来るかどうか・・。

あれから12年。色々なことを経験しました。
酸いも甘いも経験したわけではないのですが、ふと考えると、私の父がこの世に生きた55年という歳月、私はもうとっくに半分以上生きているのだなと。

人の一生は様々で、寿命もそれぞれ。誰かと比べることなんて出来ないけれど、「いつ死ぬかわからない」という想いはは歳を重ねるにつれ、心によぎることが多くなりました。

何が言いたいのかよくわからなくなって来ましたが、とにかく、毎日を大切にしたいなぁということです。

では最後に2月の思い出を。

２月と言えば節分。

自宅にて赤鬼参上！したのですが、夫は目が点になってその場に固まり・・・なかなか豆を撒いてくれなかったのでした。
前日の夜からイメージトレーニングはばっちりで、お面の作り方とか何を着るかとか、お尻に何を詰め込むか(梱包用のクッションを詰め込みました)とか、念密に考えていたので、お面の製作からこのいでたちになるまでに要した時間25分！我ながらよく出来たと思ったのですが、夫はどうやら私のこういう一面を予想すらしていなかったようで、衝撃が大きすぎたようでした・・・。
そんなことはさておき私はすっかりテンションが上がって、近くに住んでいる母のところへもこの格好で参上したのですが、母は無言であとずさり・・・。そして「キモチワルイ！」と叫んでいました。