夏のキモノは・・・
2016.08.31
夏のキモノは着るだけで大変。
浴衣ならまだしも、きちんとした場所で着るキモノは、なんだかんだと身に纏うものが多くて、着付けが終わるまでに汗がタラタラしたたり落ちてくるのですよねぇ。
どうしてこんなに大変なんですか。昔の人達はどうしていたんですか。って、唇尖らせてブツブツ文句を言ってたりしていますが、やっぱり、着た時のシャキッとした気持ちや、それを見た人が涼しげだねと言ってくださるその言葉を聴いてしまうと、あぁ手間隙かけて良かったなと思ってしまうのです。そういう動機で良いのでしょうか。
さて、前置きが長くなりましたが
先日、習っているお茶の先生のそのまた先生が京都から東京へいらっしゃり、初めてお目にかかり、御点前をさせていただきました。
お稽古以外で人様にお茶を点てることがまったくの初めてで。
ただ茶筅を持つ事、ただお湯を注ぐこと、信じられないくらい緊張してしまって自分でもびっくりしました。「茶の湯」という道のむずかしさを痛感。
もっと知りたいし、もっと経験したいです。
この、薄ピンクの紗の着物は、宝塚時代のお披露目公演「大江山花伝」のお稽古の為に、相手役さんと一緒に呉服屋さんへ出向き、あぁでもないこうでもないと言いながら生地を選んで仕立ててもらった、思い出の詰まったものです。着物とは不思議なもので、そういった色褪せない思い出や、時の経過を感じながら身に纏う感覚が、なんだか心地良かったりするのです。
花が開く寸前の昼顔。
その瞬間をこうして味わえるのはとても贅沢ですね。
「茶の湯」というものには、なかなかきっかけがないと触れる機会がないと思うのですが、身近に感じてもらえそうな素敵な作品に参加しました。
NHK-FM ラジオドラマ
青春アドベンチャー『雨にもまけず粗茶一服』
茶道界のマドンナ!?巴奈彌子役で出演させていただきます。
9月19日〜23日 26日〜30日 22:45〜23:00
ぜひ聴いてください。
自分が興味のあることに、こうして仕事として携わることが出来たのは本当に嬉しかったです。これからももっと日本の文化に触れる仕事をしてみたいです。
sumika