Nonogatari

熱いお知らせ。

2015.12.30

こんばんは。
今日もお知らせをさせていただきますね。

 

タカラヅカ・スカイ・ステージをご覧のみなさま。

『新春理事長インタビュー』
1月1日(金)7:00〜7:30[初回放送]
(リピート放送は1月中に10回くらいあるそうです。)

 

司会進行・聞き手役として出演させていただきます。
至極光栄なことで、このお役目の重さに震えてしまいました。
宝塚歌劇は来年で102周年を迎えます。
100周年という節目は、お客様と一体となって盛り上がり、国内外いろいろなメディアにも取り上げられました。そこから勢いは劣ることなく、夢の世界を邁進しているように見受けられます。
  今回、理事長インタビューの収録で心に残ったことがあります。
現理事長は101周年の4月に就任され、テレビでは初のお目見えとなるわけです。その収録現場に、元理事長やそのすぐそばでお仕事していた方など(まぁとにかくびっくりするお偉いさま)が一同集結し、理事長の肩を優しくポンっとたたいたのです。少しこわばっていたお顔がふっと笑顔になりました。
なんと温かいところでしょうか。
宝塚歌劇団にいる人達はみんな心底宝塚を愛しているのです。
伝統を受け継ぐことは、その愛を受け継いで行くことなんだと思いました。

 

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収録を終えて少し時間があったので、久しぶりに訪れた劇団を懐かしく歩いてまわってみました。制作の方々、スカイステージの方々、雑誌『歌劇』や『宝塚GRAPH』などの編集の方々、先生方、みなさん変わらぬ笑顔で「すみ花、おかえり〜!」と迎えてくださいました。とても嬉しかった。稽古の教室がある階に行ってみると、ちょうど「タカラヅカスペシャル」という年に一度の祭典のお稽古中で、各組のスターさん達がひしめき合っていました。びっくりしました。私がその祭典に出演していた頃は、自分より下級生はほとんどいなくて先輩方の中にちぢこまっていた印象だったのに、今では同期が立派に頼もしく活躍していて、一緒に組んでお芝居させてもらっていた苦楽を共にした上級生の方々が真ん中にいらして、初めて見る下級生のお顔が沢山で、時代は移り行くのだなぁと。
同時に、それでも変わってないものがあると確信しました。

 

麗しい世界。
清く正しく美しい世界。

 

もちろんお察しの通り綺麗事だけではない世界かもしれません。それでも、涙を流し、血を流しながら、皆でひとつのものに向かって、愛する宝塚を守ろうという心は、絶対に揺るがない美しいものだと思います。

 

退団してすぐ、映像の世界に挑戦しようと、テレビの世界の大人の人達にご挨拶にまわっていた日々がありました。会う人、会う人「あぁ、宝塚ねぇ・・・。」「宝塚のお嬢さんですか、ハイハイ。」めった打ちでした。そこからひとつずつ、ひとつずつの積み重ねでようやく少しずつ役を演じさせていただけるようになり、時代劇のふとした所作を「さすが宝塚。」と言っていただくことがありました。

私は、もっともっと繋いで行きたい。
多くの人がまだ知らぬ扉を、開いて行きたいです。

宝塚は素晴らしい世界ですから。

 

ついつい熱くなってしまいました。
だって愛してるんだもん!

 

では。このあたりで失礼します。

 

sumika