Nonogatari

春が訪れました。

2018.03.26

こんにちは。

今年も春が来てくれましたね。
家の近所、仕事へ向かう先、色々な場所で桜を見かけますが、今年の私にとって特別に思い入れのある桜の木は・・・やはりこの何ヶ月間かの時代劇の撮影をずっと見守ってくれているこの木です。

ここは東京から離れているので、開花が東京と比べると一週間ほど遅いようです。

この木が雪に埋もれている頃から撮影が始まりました。
私も、雪に埋もれて震え上がり、こんな寒さで生きて乗り越えられるのかと恐れおののいていた日々。撮影チームはインフルエンザが大流行し、明日は我が身と、皆ビクビク、精神的にも体力的にもギリギリの日々・・・そんな頃がつい昨日のように思い出されます。桜の花を愛でられるような日が来るなんて。

季節を感じられるから、どんなに忙しない日々でも、ああ生きているんだなぁと実感できます。日本って、いいですね。

桜は美しい。
一旦花を咲かせたら、僅かな期間で、人たちを感動させられる。
桜にだって色々あるでしょうに。今年は寒いなぁとか、雨が足りないなぁとか。
そんなことは少しも感じさせずに皆を楽しませてくれるんですから。
すごく格好良い。

私もそんな人間になりたい。

このところ本当に余裕がなくて、文章を思い浮かべるゆとりすらありませんでした。
桜を見て、ほんのり高揚したピンク色で私たちを優しい気持ちにさせてくれる桜を見て、ふっと今、心が柔らかくなった気がして、やっと文章を浮かべることが出来ました。

 


 

 

事務所に結婚のお祝いを贈ってくださった方々、本当にありがとうございます。
一つ一つのお言葉が本当にあたたかくて、ありがたい限りです。
正直に言うと、発表をするまで、私を応援してくださっている皆様が、結婚ということに関してこれほどあたたかく受け入れてくださると思っていませんでした。
お仕事でお世話になっている方々からも祝福をいただき、びっくりしているのです。

結婚のことだけではないですが、悶々と一つの視点から考えて、これは無理だと諦めざるを得なかった日々を振り返ると、勇気を振り絞って行動してみて良かったと思うことが、沢山あります。

人様に迷惑はなるべくかけず、それでも自分の信念は貫き通して行きたい。
信念だけはぶれたくないと、あらためて思う日々です。

 

 

こちらはBunkamuraシアターコクーンさんからいただいたお花。
宝塚退団後初めての舞台、蜷川幸雄さん演出の『祈りと怪物』。そして記憶に新しい昨年の『危険な関係』でお世話になりました。

気にかけてくださることが本当に嬉しくて、幸せだなと思います。

 

 


さて、来たる4月14日の日本舞踊の会のチケットをご購入いただいた皆様に、お知らせがあり、info@nonosumika.com【野々すみ花事務局】からメールを送らせていただいております。届きましたでしょうか。ご確認をお願いいたします。


 

 

それでは、季節の変わり目、ご自愛くださいませ。

最後に本日の私の楽屋の写真を。
(少し撮影に合間が出来たので、ここで書きましたよ)

まるで美術館に来ているよう!

 

 

Sumika