Nonogatari

こんにちは。

2016.09.20

昨日からラジオドラマ『雨にも負けず粗茶一服』が始まりました!わたくし演じる「奈彌子」の登場はもう少し先になりますが、物語はとても魅力的なので、一日15分ずつ、お耳を傾けていただけたら嬉しいなぁと思います。
そして同じく昨日、『エンター・ザ・ミュージック』の放送がありました。
ご覧になっていただけましたか?
音楽と語りが合わさると、何倍にも膨らんで情景が豊かに想像できる。とてもおもしろいと思いました。またいつかオーケストラとコラボレーションして何かやってみたいです。今、頭をひねってひねってアイディアを出しているところです。

 

 

さて、昨日はまたまた宝塚を観劇しました。宝塚熱が蘇ったのか、ただスケジュールが都合が良かったのか、退団して暫く経って客観的に受け入れられるようになったのか。はて、どういうことでしょうか。 きっと・・・すべて・・でしょうね。
宙組。こちらは必ず当時の相手役さんと観に行くことにしています。都合が合わせられない時は、一人では行かない。行けない。それくらい神聖な場で、特別な場で、覚悟のいる場なのです。私にとっては。
演目は『エリザベート』。個人的にとても執着があります。とても憧れていて、とても演りたかった作品でした。でもそれを自分がもといた宙組で上演されているのを観て、素直に嬉しいなと思えました。あぁよかった。ただ不思議なことに、執着の対象だったエリザベートが視界に入って来ないのでした。というより、気づけばトート目線で作品を観ていました。初めての経験です。吸い込まれるようでした。朝夏さんの演じるトートを見ていると、息が苦しくなりました。せつなくて、悲しくて、やるせなくて、その存在に涙が出そうでした。心がトートの中にありました。トートの心の中に真実がありました。

「宝塚とはなにか」その事をすごく考えさせられる時間になりました。

舞台を人と一緒に観ることはほとんどしませんが、宙組を観る時は、お隣の人の反応がダイレクトに伝わってくるので、それもとても興味深いです。あとで感想を言い合って、あぁやっぱり同じ感じ方をしていたんだ!というような時は、二人で異様にテンションが上がったりします(笑)そんな時間をこれからも持てたら良いなと思います。

 

この先しばらく舞台を観られないので(日本を離れます)、見納めでした。
いろいろなことを吸収できて良かったです。

 

 

sumika