Nonogatari

ただいまです!

2015.12.09

無事に帰国しました。
厳しい状況が報道されたりしていますが、いつ何が起こるか、どの場所にいても変わりはないと思いました。生きていることに感謝して与えられた時間をどう過ごすか、自分次第だなと。

さて、今回も本当に素晴らしい経験をさせていただきましたよ。
素敵な人に出逢って、美しいものを堪能しました。
色々お話ししたいけれど・・・ちょっと我慢。
お楽しみが減ってしまいますから(笑)
放送が近くなりましたらまたお知らせしますね。

世界のふしぎの本題とは別に、今回の旅で考えさせられたことがあります。
ある美しい施設で、まるで映画『プラダを着た悪魔』に出て来そうな、エレガントでエネルギッシュで超絶お洒落な女性と、美意識の塊で覆われたようなスマートな男性にインタビューさせていただきました。お二人とも社交的で立場のあるお方ですからお話し上手で。インタビューの最後に「あなたはとても良い眼を持ったジャーナリストね」と声をかけてくださいました。もちろんお世辞で言ってくださったとわかっているのに、私はビックリしたのとちょっと嬉しいのとがごちゃまぜになって、思わず拙い英語で「とんでもないです。レポーターもやらせてもらっていますが普段は女優として活動することの方が多くて。時代劇やミュージカルなどをやっています。」と答えると、「まぁ、それはどんなもの?」と興味を示してくださいました。その後「この施設のSNSであなたを紹介したいわ。フォローするにはどうしたらいいの?Facebookはやっている?」「—-いいえ。」「じゃあ、Twitterは?」「——–いいえ・・。」「あら。じゃあinstagramは??」「—–いいえ(>_<)。。自分のHPで”ののがたり”というのはやっているのですが・・ゴニョゴニョ。。。」
・・・というわけで、彼らと情報を交わしあうという現代的なスタイルから、私は必然的に除外されてしまいました。

後から冷静に考えました。

そもそも、せっかく目線を合わせてお話ししてくださったのに、ジャーナリストなどとんでもない。なんて口走ってしまって。これは自分の本業ではないと言っているようなものでしょう。私はレポーターというお仕事を大事に思い、時間がある限り英会話に通って準備してきたはずなのに、いざという時には何もできない。それは結果的に、何もしていない。ということになるのだろうと思います。

海外でのこういった素晴らしいチャンスを年に何回か与えてもらって、感謝しているし、自分はこのお仕事を通して少しずつでも成長できていると思うし、もっともっと海を超えての出会いを待ち望んでいます。その反面、私はアナログを好み、(応援してくださっているみなさんに「お便りください」なんて、手間のかかるお願いをしている人間です)それが自分の個性だとも思っています。人と簡単に繋がることをかたくなに拒んでいる今の状態と、私の少し先の思い描く世界は違うのかもしれません。
もしくは、もっと他の方法をみつけなければいけないのかもしれません。

とにかく、チャンスは逃してはいけない。

痛く突き刺さった旅になりました。

 

なんだかカタい話しをくりひろげましたが、
色いろ楽しいこともあって、
とっても楽しい旅でした!!

 

M.H.sumika